受験計画表を作る前に、ご自身が勉強することのできる時間を確認します。以下の事例は5月の連休明けから勉強を開始するものとして進めていきます。なお、勉強を始める前に、テキストの購入と重点的に勉強するポイントを決めておく必要があります。
1.学習計画の前提
5月の連休明けから8月下旬の試験日までのおおよその日数と学習可能時間
・・・ 平日1日2時間、休日1日8時間勉強すると決意します!
■ 事例A 週休1日の場合(祝日は休日としています)
・平日 約95日×2時間=190時間 ・休日 約18日×8時間=144時間 ・計 334時間
■ 事例B 週休2日の場合(同上)
・平日 約78日×2時間=156時間 ・休日 約35日×8時間=280時間 ・計 436時間
2.科目ごとの学習時間の割振り
科目ごとに勉強するおおよその時間を決めましょう。
科 目 |
択一式試験問題肢 |
選択式試験空欄 |
事例A |
事例B |
労働基準法 |
7×5 |
35 |
1×3 |
3 |
32時間 |
42時間 |
労働安全衛生法 |
3×5 |
15 |
1×2 |
2 |
15時間 |
19時間 |
労災保険法 |
7×5 |
35 |
1×5 |
5 |
35時間 |
46時間 |
雇用保険法 |
7×5 |
35 |
1×5 |
5 |
35時間 |
46時間 |
徴収法 |
6×5 |
30 |
− |
− |
23時間 |
30時間 |
健康保険法 |
10×5 |
50 |
1×5 |
5 |
47時間 |
61時間 |
厚生年金保険法 |
10×5 |
50 |
1×5 |
5 |
47時間 |
61時間 |
国民年金法 |
10×5 |
50 |
1×5 |
5 |
47時間 |
61時間 |
労働一般常識 |
5×5 |
25 |
1×5 |
5 |
27時間 |
35時間 |
社保一般常識 |
5×5 |
25 |
1×5 |
5 |
27時間 |
35時間 |
計 |
|
350 |
|
40 |
335時間 |
436時間 |
※選択式試験の徴収法は出題されないと受験案内に明記されています。
※上記はあくまで一例です。得意科目を伸ばす、あるいは苦手科目を克服するなど目的に応じて
学習時間を調整すればよいでしょう。
JavaScriptを使用した簡単な学習時間算出シートです。連休明けから試験日までを16週間に設定(半固定)して計算しています。週休日数と休日の学習可能時間、平日の学習可能時間を選び「計算する」ボタンをクリックしてください。各科目の目安となる学習時間が表示されます。なお、上表とは計算方法が若干変わりますので、各科目の学習時間も少し変わってきます。 |
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3.学習計画表の作成
上記2で算出した各科目の学習時間をカレンダーに書き込みましょう。この際、苦手科目に時間を多めに割り振るのがポイントです。また、各科目の全時間を割り振ってしまうのではなく、後半にまとめ学習を行う時間をとっておきましょう。事例計画では基本学習7に対しまとめ学習3の割合としています。なお、下のサンプルカレンダーは事例Bをもとにしています(日曜日は8時間学習、平日は2時間学習としていますので、科目が重なることがあります。なお、このカレンダーは労働関係科目からスタートしていますが、社会保険関係科目からスタートしてもかまいません)。皆さんもご自身にあったカレンダーを作成してください。・・労働科目の方が入っていきやすいと思います。こちらからがおすすめです。
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4.ややこしい割り振りをせず、簡単にすませる方法
上のようなややこしいことをせず、おおまかな計画を立てておくのも一つの方法です。ただし、進捗管理はきっちり行いませんと、計画に齟齬が生じ最後までたどりつけないおそれがあります。
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5.学習計画表作成ツール
2023年の受験学習用科目別学習時間算出表付学習計画カレンダー(1月〜8月)をエクセルで作成しました。よろしければご活用ください。
ZIP圧縮したものをご用意しておりますので、お好きな場所に展開してお使いください。過去は3年分の計画表作成ツールとしておりましたが、3年かけて合格を目指すのではなく、1回きりの使用で済むよう頑張って勉強していただくため単年度バージョンとしました。
なお、ウイルス検索済みですが、念のためダウンロード後に再度ウイルス検索を行ってください。
下の画像は、科目別時間算出表のサンプル(エクセルファイル(Excel2010で作成)、拡張子はxlsx)です。基本は上にあります「簡易学習時間計算表」と同じですが、選択式試験用の勉強時間の増減や各科目の基本的な勉強時間とおさらいにかける勉強時間の割合を自由に変更できます。
また、カレンダーも付けておりますので、科目別学習時間算出表で割り出した各科目の学習時間をもとに計画カレンダーを作ることができます。 |
【使 用 法】
1.科目別学習時間算出表の黄色いセルの部分に必要な項目を入力(選択)します。
画像は、5月8日掲載のVer1.01のものです。後日変更となる場合があります。
2.カレンダーに各科目の学習時間を記入します。
どの科目から勉強を始めるかですが、私のおすすめは労働基準法からのスタートです。他の法律は、サラリーマンにとって身近ではあるのですが、給付日数など数字がたくさんでてきますので取っつきにくいのではないかと思います。その点労働基準法は働く者にとって自分自身を守ってくれるお守りのようなものですから、しっかり勉強しておいて絶対に損はありません。是非労働基準法から始めてください。
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3.新機能のご紹介(2024年版では、この機能は省略しています)
カレンダーを半自動で作成する機能を追加しました。
画像は、科目別学習時間算出表に、週休2日(土・日)、平日4時間、休日8時間勉強すると
入力した時のカレンダー(5月)です。
上のカレンダーと開始日が異なっていますが、気にせずに!
※一日10時間まで自動で色付します。ご自身で色を変更することも可能です。
※ご利用になられる方ごとに休日や勉強時間が異なるかと思います。カレンダーの色付けがうまく
動作しない時は、お手数ですがご自身で修正くださいますようお願いいたします。
※休日を赤くしたり、科目ごとに勉強時間を色付けすることは、エクセル2007ではできません。
【更新の経過】
※2019.12.15 Ver1.01にバージョンアップし、新たな機能として、学習方法(スタイル)が選択できるようになりました。「標準型」、「労働科目重視型」、「社保科目重視型」の3種類です。ご自身の得意分野を優先するか、それとも苦手分野を克服するか、それともひととおりすべての科目を勉強するか、お気に入りの方法を選んでください。蛇足ですが、私自身は得意分野を伸ばすやり方が好きです。
※2021.1.1 Ver1.10にバージョンアップしました(内容はカレンダーの一部修正です)。
※2021.5.30 Ver2.10にバージョンアップしました(内容はカレンダーの大幅修正です)。
※2022.12.17 23keikakuhyo_Ver1.00を作成掲示しました。
※2023.4.2 カレンダーを半自動で作成する機能を追加しました。なお、これにあわせ、これまで試験前日まで勉強期間としていたものを、試験4日前までとし、試験直前3日間は自身でこれまでの総まとめの勉強をする形に変更しました。
※2024.05.08 24keikakuhyo_Ver1.01を作成掲示しました。
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以下は、上記の事例Bについて、新バージョンでの各科目の学習時間です。
科 目 |
標準型 |
労働科目重視型 |
社保科目重視型 |
労働基準法 |
40時間 |
42時間 |
38時間 |
労働安全衛生法 |
19時間 |
20時間 |
17時間 |
労災保険法 |
44時間 |
47時間 |
42時間 |
雇用保険法 |
44時間 |
47時間 |
42時間 |
徴収法 |
30時間 |
31時間 |
28時間 |
健康保険法 |
59時間 |
56時間 |
63時間 |
厚生年金保険法 |
59時間 |
56時間 |
63時間 |
国民年金法 |
59時間 |
56時間 |
63時間 |
労働一般常識 |
35時間 |
37時間 |
32時間 |
社保一般常識 |
35時間 |
33時間 |
36時間 |
計 |
424時間 |
425時間 |
424時間 |
※各科目の学習時間は、端数時間の切り上げ、切り捨て等により若干変動しますので、総学習時間が各学習方法で同一にはなりません。
※選択式科目の時間加算はしていません。
※最新版は試験前日までを勉強期間としていますので、これまでの計画表と異なる時間が算出されます。 |
以下の画像リンクからダウンロードできます。
24学習計画表作成ツール Ver1.01(圧縮、拡張子:zip) 135KB |
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自己解凍ファイルは拡張子がexeのため、PCで自動削除されるなどの問題がありますので廃止し、zipファイルのみとしました。Lhaplus(窓の杜)などの解凍ソフトをご利用ください。