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講習は、1日目労基法・安衛法、労災法。2日目雇用。徴収法。3日目健保法。厚生年金法。4日目国民年金法。裁定請求手続きから構成されていました。各科目レジュメとテキストを使用して、科目ごとに、現役の開業社労士の先生による(4日目は1人)講習でした。講師によって、眠くなったりもしましたが、全体的にはしっかり講習を受けられたと思っています。講師の方が実務上の注意点や失敗談などの話をされるのが、一番楽しく感じましたが、一部の講義で受験勉強のようにテキストを読まれたりするのは、ちょっと、如何なのもなのかなと思いました(一応、合格してるのに・・・・) 労基法・安衛法の講義では役所に提出する頻度の高い書類の作成の仕方や注意点、テレワークの現状、就業規則などの説明、賃金台帳の重要性、あと添付書類をしっかりつけて、提出し信頼を得るようにしなければいけないとアドバイスされました。安衛法では、労働者死傷病報告など社労士が作成することが多いが、会社設立等に伴う事務は行政書士さんが提出することが多いといわれ、行政書士もいいなあ〜と思いました。 午後からの労災法では、やはり、最近はうつ病についての申請が多く、申請すれば3分の1は通るとのことでした。また、すばやく対応できるように事業所に一番近い労災病院を事前に調べておいたほうがいいと言われていました。社労士は仕事を正確かつ迅速にこなすのが大切(どんな仕事でもそうですが)です。また、受験勉強の時はさらっとしか勉強しなかった。第三者行為災害はけっこう頻繁にあるので、しっかり理解が必要のようです。受験勉強と実務では違いますね。 |
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徴収法の講師の方は午前と違い(すみません)自分の体験談や開業にあたっての、あれやこれやのお話でとても楽しく?あ〜私もいつか開業したい!!!と思わせてもらえる講義でした。結構、皆さん積極的で、講師の方が自分の家の近辺だと休憩時間に名刺交換されてたり、質問したり、そして、会場でも仲間づくりに励んでみえました。 |
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3日目は1・2日目の疲れもピークに達したのと、少々のだらけ感が加わって4日間で一番つらく、長い一日でした。まわりの皆さんも、まだ朝なのに顔がボーッツとしていて、3日目は無事に終えることができるのか・・・という表情の方が多かったです(もちろん私もです)。 午前中は健保の講習で、愛知という土地柄、外国人労働者と接することも多く、療養費の支給申請なんかは翻訳も付けなければいけなく、そんな苦労もあるんだと思い、社労士って、なんか、グローバルって感じだわーと一人感動しました。 午後は厚生年金法で、講師の方は毎週、中日新聞という新聞で年金相談を担当、執筆してみえる方でした。私は独学だったので、離婚分割や遺族厚生年金などの改正点でテキストのみだと、わからず新聞などスクラップして勉強に役立てていたので、そんな、先生の講習を受けれてちょっと嬉しかったです。内容は、おもに年金定期便と年金特別便についてでした。あと、昨今の年金問題についての話題など。色々、考えさせられる講義でした。 |
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4日目、最終日は遅刻さえしなければ、もう大丈夫だと思って、張り切って会場に行きました。4日目は午前・午後とも同じ講師でしたが、女性の方でした。4日間で7人みえましたが3人が女性でした。社労士は女性も同じように、頑張れる職業だと改めて思いました。講習で教壇に立っておられる先生方は私から見ると、本当に憧れです。そして、それが女性だと尚一層強くなりました。 国年の講習で一番心に残ったのは、障害基礎年金についてです。選択の場合は役所はただ年金額の多い方を提示しますが、私達はプロとしてその方の将来を考え、よい方を提示してあげる。それでこそ、社労士である。その方の為に診断書一つを医師に提出する際にも、添付書類・日常生活など、どれくらい苦労してるかなど付け加えるだけで該当者になったり、ならなかったりするので、気を配るようにと言われました。自分の仕事の仕方で、その人の生活・人生をも変えてしまうかもしれないのです。いい加減な仕事はしてはいけないと強く思いました。 |
4日間を振り返って |
社労士の試験に合格して1年余り経過し、実務研修も無事に終了し、すぐにでも登録出来る状態まできました。思えば、選択の足切り1点で2007年の試験に敗北し、2008年には、絶対に合格してみせる!!と意気込んで、根性で3点確保して合格することが出来、そこで、私は灰になってしまったような気がします。というのも、研修中に周りの皆さんの話を耳をダンボにして聞いていますと 『行政書士を取得してWライセンスです。』『税理士の科目、何科目取得した?』『中小企業診断士・・』『土地家屋調査士・・・・』などなど、ほんとうに皆さんすごいんです。焦りました・・・・私は通信添削後に行政書士でも、と思い勉強を開始しましたが、今年の試験は勉強不足の為に、試験を断念。本当に中途半端です。社労士の勉強の時は、『毎日、勉強するぞ〜』とけっこう、頑張っていたのですが、どうしてでしょう。 社労士の先生として成功するには、合格してからのアクティブさにかかっていると思いました。講師の先生方も皆、口をそろえて、日々勉強あるのみとおっしゃっていましたし、受験勉強とは違うので、色々なパターンを色々な角度から検討しなければ、対応出来ないので、テキストに少ししか載っていないような旧法の厚生年金なども、理解しておかなければならず、自分で極めなければと思いました。 また、年金定期便・年金特別便などは、その人の人生の縮図で社労士としてお手伝いすることは、その人の人生も垣間見てしまう面もあり、人とも触れ合いが好きでないと出来ない仕事でもあるなあと感じました。 最後に、心配していた講師とのマンツーマンによる面接指導はありませんでした。皆さん安心して?受講してください。 |
もちろん事務指定講習の受講をお考えの皆さんは、試験に合格されて間もない方がほとんどだと思います。できれば「鉄は熱いうちに打て」勉強した知識が色あせないうちに受講し、実務経験という大きなハードルをクリアしておきましょう。 2009.10 社会保険労務士合格超特急 運転士兼車掌 つむら |
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事務指定講習概要 | 研究課題T(事例1〜事例9) |
研究課題U(事例10〜事例18) | 研究課題V(事例19〜事例29) |
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